「MBA50必読書50冊を1冊にまとめてみた」を1記事にまとめてみた

ビジネス

こんにちは。えっくすはっかーです。

今回は、「MBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」の内容を1記事にまとめてみる、という尋常じゃないチャレンジをしてみます。正気じゃないですね。
題して、『50冊が1記事に!』(※50冊分全ての内容が入るわけではありません)

世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

本屋でなんとなく目についたので買ったのですが、めちゃくちゃおもしろい本でした。
経営思想の本は内容が難しかったりページ数が多くて読むのが大変だったりしますが、この本はめちゃくちゃ読みやすい。

50冊の本のエッセンスが、それぞれ数ページにまとめられているので、全ページに気づきがあり、全ページが濃い密度になっています。

さっそく、内容にいってみましょう。

超まとめ

組織においてもまず戦略を立て、実際に試して検証しながら軌道修正をすることが大切。 「顧客ロイヤルティ」と「社員ロイヤルティ」を大事にし、情熱を持って取り組む。迅速な行動と数多くの実験により「一時競争優位性」を獲得し続けることで、トップ企業として走り続けることができる。

戦略について

組織が機能するためには、戦略はもちろん大切です。ただし、戦略を作ることが大切なのではなく、立てた戦略を実行し検証することが特に重要です。

実行前の戦略は、いくら細かく調査をして作っても机上の空論、絵に描いた餅。
事前に立てた戦略通りに完璧に進むことはない、といいます。
良い戦略には「明確な行動の指針」があります。

また、今の時代の企業は、お笑い芸人と同じでネタが1つ売れたとしてもいずれは淘汰されてしまいます。生き残るためには、ウケるネタ(一時競争優位性)を獲得し続ける必要があります。

一時競争優位性を獲得し続けるには、戦略という仮説を立て、迅速に行動し、数多くの実験から仮説検証し、新たな戦略(仮説)を立て検証する、というサイクルを高速で回すことが重要です。

『安定しろ。でも俊敏に動け』
(リタ・マグレイス「競争優位の終焉」より)

この言葉を読んだとき、鳥肌が立ちました。

大規模組織だからと言って安心はしていられない。
常に俊敏に動かなければ生き残ることができないのです。

マネジメントについて

「徹底的に顧客思考であれ」ということはよく聞きますが、「社員思考」であることも重要です。
「顧客ロイヤルティ」と「社員ロイヤルティ」の両方が大事
組織とは人であり、適切な人が活躍できる状態を作ることが肝要です。

この本の中では、スターバックスについて「(スターバックスは)コーヒーを提供するコーヒービジネスではなく、コーヒーを提供するピープルビジネス」であると紹介されています(ハワード・シュルツ「スターバックス再生物語」)。

組織に属する人はもちろん、そこに生まれる文化や価値観も重要です。

また、人をマネジメントする上で特に気になったのが「ミドルアップダウン・マネジメント」という考え方。

「トップダウン」「ボトムアップ」という考え方はよく聞きます。
創業期や危機的な状況の時はトップダウンが、その後自発的成長を促すにはボトムアップがいい、というような話もよく聞きます。

しかし、その2つの考え方においてはミドル層、つまり中間管理職の存在価値がほぼなくなってしまっています。

ミドル層こそが大事、というマネジメント手法が「ミドルアップダウン・マネジメント」です。

「上から怒られ、下から突き上げられる」という中間管理職。
しかし、トップの理想と現場が抱える現実の矛盾を解消することができるのも中間管理職だけなのです。

「ミドルアップダウン・マネジメント」は日本企業に合った形とも言えます。
(野中郁次郎/竹中弘高「知識創造企業」)

私自身も本業において、「ミドルアップダウン・マネジメント」をこれから実践してみます。

マインドについて

戦略を作り、実行する。マネジメントの形を作る。
そういった仕組み作りは大事ですが、最終的に人を突き動かすのは「情熱」です。

1人ひとりが情熱を持って取り組むこと。
フロー状態になるくらい仕事に没頭すること。
1人ひとりが「自分ごと」として仕事に向き合うこと。

こういったことが組織の成功につながります。

『成功は幸運・偶然のおかげ』『失敗は自分の責任』
(ジム・コリンズ「ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則」)

戦略や戦術では混乱は乗り切れない。必要なのは情熱だ。』
(ハワード・シュルツ「スターバックス再生物語」)

さいごに

この本で紹介されている50冊の内容をある程度横ぐしを通しつつ、一部深堀しながらまとめてみました。

もちろん、この記事内で触れることすらできなかった本もたくさんあります。

50冊分のコアな部分が詰まったこの本の密度は尋常じゃない。
非常に読みやすくもあるので、是非一度読んでみてください。

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