頭脳をアップデートする、「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」要点解説

教育

こんにちは!えっくすはっかーです。
これからしばらく、勉強に関することを更新していきます。

今回ご紹介する本はこちら!
「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」になる10のマジックワード」

「あんまり勉強してなさそうなのに、あの人はなぜ成績がいいんだ?」
「同じように頑張って勉強しているのに、なんで同じ成績にならないんだろう?」

こんな疑問を持ったことはないですか?
この本では、こんな疑問の1つの答えを示すとともに、ありがたいことにその疑問を解消し、『成績がいい』側になるための対策が書かれています。

それでは内容に入っていきましょう。

「なぜ、同じ授業を受けていて、同じ勉強をしていて、差がつくのか?」には明確な理由があった。

全く同じ授業を同じだけ受けていても、成績がいい人も悪い人もいます。
人の話を聞いたときに、1を聞いて10を知る人もいれば、10を聞いても1しか頭に入っていない人もいます。
自転車の乗り方を教えてもらったときに、すぐに乗れるようになる子もいれば、いくら練習してもなかなか乗れるようにならない子もいます。

この本では、それらは1つの同じ明確な理由があると言います。

頭脳のOSをアップデートする

その理由を説明するためのキーワードが「頭脳のOS」。

OSといえば、パソコンを動かすための仕組みですが、脳についてもパソコンと同じように、それを操るための脳全体をコントロールする仕組みがあると考えてみましょう。
前述のいわゆるできる人とそうでない人では、そのOSに差があるのです。

頭脳全体を制御する仕組みがパワーアップすれば、数学でも国語でも、仕事でも、自転車の乗り方でも、全てできるようになるまでの時間が短縮されます。

これを、「頭脳のOSをアップデートする」と表現しています。

頭脳のOSをアップデートしたら、勉強でも仕事でも、いろいろできるようになるような気がしてきましたね!
でも、OSをアップデートすることなんてできるのでしょうか。
頭脳のOSは生まれつき決まっていて、後からアップデートはできないのでは?
次はそんな疑問を解消していきましょう。

睡眠以外はすべてが学び。最強の【タイプ3】

頭脳のOSをどうやってアップデートしていくか。

パソコンとは違ってネットでインストールしたり、どこかで買ってくるわけにはいきません。
アップデートするためには、アップデートに適した脳の使い方をしていく必要があります。

さて、ここで学びに取り組むときの姿勢を3つのタイプに分類してみましょう

【タイプ1】は学んでいるように見えるが、学ぼうと思っていない人
【タイプ2】は授業中・仕事中だけでしか学ばない人
【タイプ3】は寝ている時以外、日常すべてが学びになっている人。

タイプ別に分布を見てみましょう。
【タイプ1】は全体の69%。5段階評価で言えば3以下の層。
【タイプ2】は全体の24%。5段階評価で言えば4まではいけます。
【タイプ3】は全体の7%。いわゆる5段階評価で5の層です。

このタイプは、勉強をするとかしないとかではなく、日常を過ごす姿勢によって分類しています。
【タイプ1】や【タイプ2】の人が勉強をいくらがんばっても、【タイプ3】にはかないません。

結論、「できる子は、勉強時間以外も学んでいると言うことができます。

タイプ3になるための10のマジックワード

では、どうすればタイプ3になれるか。
それが一番知りたいところですね。

タイプ3になっていくためには、「気づく楽しさ」「知る楽しさ」「考える楽しさ」を知る必要がある、とこの本の著者、石田勝紀さんは言います。

その役に立つ10のマジックワードとその言葉によって鍛えられる力が本の中で紹介されていますので、一応ざーっと書いておきます。

1.「なぜだろう?」(原因分析力)
2.「どう思う?」(自己表現力)
3.「どうしたらいい?」(問題解決力)
4.「要するに?」(抽象化思考力)
5.「たとえば、どういうこと?」(具体化思考力)
6.「楽しむには?」(積極思考力)
7.「何のため?」(目的意識力)
8.「そもそも、どういうこと?」(原点回帰力)
9.「もし〜どうする(どうなる?)」(仮説構築力)
10.「本当だろうか?」(問題意識力)

それぞれの詳しい説明は是非本で読んでもらえればと思いますが、1つだけ、ピックアップしてみたいと思います。

積極思考力をつけるワード「楽しむには?」

勉強ができる子は、「頭の中で楽しんで」いると、この本を始め、いくつかの本にも書かれています。
外からは内面が見えないため、普通に勉強しているようにしか見えないが、ゲームの要素を入れてみたり、クイズにしてみたり、語呂合わせでダジャレにしていたりします。

「好きこそものの上手なれ」というように、学ぶことが上手になるには、やはり学ぶことを楽しむことが大事なようです。

もともと学ぶことが楽しくて仕方がない、という人もいますが、やはり勉強は嫌いだ、という人もいると思います。
そんな人が学ぶことを楽しむにはどうすればいいでしょうか。

そこで出てくるのが「楽しむには?」というマジックワード。

「楽しむには?」という問いを投げかけられると、自然と「どうすれば楽しめるか」を考えてしまします。
「楽しむには?」というワードを使うと、心が前向きになって「積極思考」がつくと同時に、「方法を考えるようになります。
それによって、頭脳のOS、つまり頭脳のスペックがどんどん上がっていきます

さいごに

勉強ができるようになるには、「楽しむには」どうすればいいかを考え、「頭脳のスペックを上げる」ことが重要であることがわかりました。

「楽しむこと」がひとつの根本的な解決策になっているのは、なんだかそれだけで楽しい気持ちになってきますね。

もちろん、勉強だけでなく、

「仕事をもっと楽しむには?」

「日常をもっと楽しむには?」

「人生をもっと楽しむには?」

と、いろいろな場面で使うことができ、非常に汎用性が高くて効果的なワードだと思います。

ここで大切なのが、「答えを出すことが大事なのではなく、問いかけ、考えることが大事」ということです。
あくまでも、楽しくなる方法を考え、前向きになるということが重要なのです。

自分自身にこの問いをたくさん投げかけ、前向きで楽しい日々にしていきましょう!

さて、それでは
「今日一日をもっと楽しむには?」

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