『お金2.0』解説 これからお金はどうなるの?

お金

こんにちは!今回は、前々からタイトルを見て気になっていた「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」を読んでみました!

なんとなーくですが、資本主義はどうなっていくのかな?という疑問を常々持っていたので、お金の未来について書いている雰囲気のある「お金2.0」がずっと気になっていたんです。

読んでみると、『お金』というよりは『経済』、そして『経済』というよりは更に抽象的な『システム(仕組み)』について書いている本だと私は解釈しました。

お金の未来、経済の未来、そして未来世界で動く仕組みについての理解が深まったような気がします。

それでは、中身についてみていきましょう!

「お金をつくる」→「経済システムをつくる」?

「お金」そのものについての説明や歴史についても、本の中ではもちろん触れられていますが、どちらかというと「お金」より「経済システム」のお話が大事。

お金は「価値を媒介する」唯一の手段であったが、IoT、AI、ブロックチェーン等の技術によって「お金」ではなく「経済システム」を個人が作れるようになるといいます。

本文中に『現代では検索して手に入る「知識」の価値が下がったように、お金そのものには価値がなくなっていき、むしろどのように経済圏を作って回していくかというノウハウこそが重要な時代に変わっていくと考える』という記述があります。
お金の稼ぎ方とか、お金の扱い方についての本等、今はいっぱいありますが、それがもしかしたら「経済システムの作り方」というような内容になっていくかもしれないと。。。

これはかなり大きい転換になりそうです。

私たちとしては、インターネットが普及したときや、スマホが普及したときのように、「経済システムを作ることが当たり前の世代」というのが今後出てくるであろうことも意識しておいた方がいいような気がします。

「発展する経済システム」とは?

さて、ここまでが基本的には今の私に刺さったところですが、「発展する経済システム」というものについても触れられているので簡単に。

発展する「経済システム」は5つの共通点がある。
①インセンティブ
②リアルタイム
③不確実性
④ヒエラルキー
⑤コミュニケーション

今すぐに役に立つかはわからないですが、新しい経済システム、または人がかかわるようなシステムを作るときには意識するとよさそうな気がします。

また、サービスについては、『サービスが成長することでユーザーも得をし、ユーザーが得をすることでサービスも成長するという「利害の重ねあわせ」を丁寧にやっていき、共生関係を作るのが大事』とのこと。

そしてこれからは、『製品やアイデアで勝負する時代から、ユーザーや顧客も巻き込んだ経済システム全体で競争する時代に変わってきている』ということのようです。

つまり、ユーザーを巻き込んでユーザーとともに利害関係・共生関係を構築し、サービスを成長させる。更にそこで発生する価値を循環させるような経済システムを構築する必要があると。
ちょっと今の私には難しいですね。。。。

ただ、このあたりは、個人だけではなく会社経営や会社の一員としても頭の片隅に置いておいてもよさそうな気がします。

さいごに

かなり興味をもって読むことはできたのですが、少し実感のわかないようなイメージが強い本でした。

ただ、確かに「今後はそうなっていくのかも!?」という内容ではあったので、お金や経済、テクノロジーについてもう少し明るくなってきてから再度読むと、刺さるポイントが変わってくる本かもしれませんね!

また気が向いたら読んでみようかな。。。?

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