書籍紹介「いま君に伝えたいお金の話」 ~稼いで貯めて、回して増やす~

お金

こんにちは。えっくすはっかーです。
今日はお金のお話。

今回ご紹介するのは、日本を代表する投資家、村上世彰さんが日本の子どもたちに向けて書いた本「いま君に伝えたいお金の話」。

いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎文庫)

お金について、学校ではほとんど教えてくれません。でも人生にはなくてはならないもの。
そんなお金についてやさしく教えてくれる本です。

いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎文庫)

いま君に伝えたいお金の話 (幻冬舎文庫)

お金とは何か。~善悪のない便利な道具~

お金とは何か、という問いについて、歴史から考えてみましょう。

昔、お金ができる前は物々交換がされていました。肉と魚を、木の実と土器をといろいろなものを交換していたことでしょう。
しかし、問題が2つあります。1つには、自分が肉を持っていて魚が欲しいと思ったとき、魚を持っている相手が肉を欲していないと交換に応じてくれないという問題。そして、もう1つには例えば肉という資産を持っている場合、ごく短期間しか価値を維持できないという問題です(お肉はすぐに腐ってしまいますからね)。

それらを解決するためにお金が考え出されたといわれています(諸説あり)。

お金があることで、肉をお金に変えて保存することができ、そのお金を使っていつでも好きな時に魚と交換できるようになったわけです。そして、お金を介在させることでモノの価値を知る基準ができました。

まとめると、お金は「何かと交換できる」「価値をはかる」「貯める」という3つの機能がある非常に便利な道具、ということです。

お金には善も悪もありません。使い方によっては素晴らしい価値を発揮しますし、逆に大きな問題を引き起こすこともあります。

値段に騙されるな!高いものがよいとは限らない

一般的に、安いものより高いものの方がよい、という感覚は持っている人が多いと思います。
ただ、必ずしもそうではない、高いものの方が悪いこともある、ということをわかりやすく説明してくれています。

例えば、さんまについて。豊漁の年、脂ののった太ったさんまがたくさん取れ、1匹100円で売られていたとします。しかし、その翌年、さんまがなかなかとれないとやせたさんまでも1匹300円になるかもしれません。

そのような場合、100円のときのさんまの方が300円のときのさんまより味も良く、栄養もたっぷりです。つまり、安い100円のさんまの方が高い300円のさんまより質が高い、ということがあり得るのです。

単純な値段で価値を判断するのではなく、しっかりと見極められるようになりましょう。

稼いで貯めて、回して増やす

村上さんが言うには、お金は社会にとっての血液血液(お金)の流れが悪いと身体(社会)が不健康になると言います。

そこで、稼いで貯めるだけにとどまらず、回して増やす、という考え方が重要になります。

稼いだお金はため込むのではなく、投資等で循環させることが社会のためにもなります。

寄付 ~とっておきのお金の使い方~

お金はいろいろな使い方ができますが、「とっておきの使い方」として紹介されているのが寄付

世のため人のため、と思ってはいても、自分自身にできることはそう多くはありません。
しかし、お金を寄付することで、世のため人のために活動している人や団体を支援することができるのです。

本来は自分ができればいいんだけど、できないのでかわりにお金で支援する、というのが寄付。「代わりに行動をしてくれてありがとう」という気持ちで寄付ができると、心に豊かさももたらせてくれるでしょう。

まとめ ~ミッションという宝物~

稼いで貯めて、回して増やす。そのスタートになる「稼ぐ」という部分について、この本ではミッションを見つけることの重要性についても触れています。

私、えっくすはっかーの現時点でのミッションは、「楽しいこと(だけ)をやって生きていくことができることを体現する」というもの。

「会社に行きたくない」と言いながら毎日会社に行くような、もったいない状況は打破し、楽しい人生を送れる人が増えるといいですね!
(ちなみに、私自身は会社で働くのが非常に楽しいので毎日元気に会社員として出勤しています)

ミッションを実現する力をつけるため、今はいろいろ勉強をしてインプットしています。

一緒に楽しい未来を作っていきましょう!

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